レビューを書く予定では無かったのですが、衝撃レベルだったので、少しレビューを書いていきます。

11/30(金)、12/1(土)の2日間で、12/3にオープン予定の「かるまる池袋」のプレオープンイベントがありました。

サウナレビューは写真を撮るのが難しいので、伝わりにくいですが、徹底したこだわりがあるサウナでした。

かるまるのコンセプト

かるまるは、「居場所にして欲しい」というのが一つのテーマになっており、日常から離れた時間を作ることに重点が置かれています。

サウナとして見た時に、通常のサウナは、仕事帰りの1時間や+食事で3時間を想定した創りになっていますが、かるまるに関しては、休日を一日過ごす、や平日は泊まって過ごすことを想定した料金設定になっています。

男性は時々、一人の時間が必要な生き物です。詩的な意味では無く、女性がおしゃべりでストレス発散するとしたら、男性は一人になることで、ストレスをコントロール出来る生き物です。参考図書に『男は火星から、女は金星からやってきた』というものがあるので、これを奥様に読んで貰うと納得されるはずです。

話を戻すと、女性がディズニーランドに行くノリで男性はかるまるの非日常を満喫出来る設計になっています。

水風呂の為のサウナ、サウナの為の水風呂

水風呂とサウナがそれぞれ4種類あるのがかるまるの特徴です。

1から3までの水風呂はサウナのすぐ隣に位置しており、導線は完璧です。

20℃以上の高温の水風呂の用途が分かりませんでしたが、これは『水風呂の階段』として使います。

超低温のサンダートルネードから、25℃のやすらぎを挟んで、33℃の昇天に至る流れを楽しむのです。

サウナも4種類あり、岩サウナは低天井で、巨大なサウナストーンがあり、最高温のサウナが出来る設計になっています。逆にいえば、「通常のサウナ施設」であれば、超高温の岩サウナと超低音のサンダートルネードの組み合わせだけでも十分なはずです。むしろ、この2つだけでもサウナとしては都内最高ランクでしょう。

サウナもケロサウナの方が、セルフロウリュウが出来、柔らかな熱気を発してくれてる設計になっています。当然テレビなんてありません。

通常のサウナと別軸に行くのは、ケロサウナの方でゆっくりじんわりとサウナを楽しんで、水風呂の階段を巡る、『スローサウナ』とも言うべき使い方かなと感じました。

スローサウナを前提にすると、お風呂の充実度がかなり生きてきます。

5種類あるお風呂の中でも、岩風呂は36℃でじっくり入れるいわゆる不感風呂の温度設定で、外気が入る屋上にあります。休憩スペースの代わりにこの岩風呂を選ぶのはアリです。

マス風呂は、ヒバの匂いが香る一人用のお風呂になっています。これだけでも満足出来るのですが、目を瞑れば、木の匂いが立ち込めます。

このあたりで気がついてくるのは、このかるまるの設計は、単に高低温のサウナを楽しむだけでは無く、5感を楽しませる為に、匂いや音にもこだわりがあります。

といくら文字で書いても伝わらない部分はありますが、5-6は時間を確保して、サウナ飯まで楽しむ前提で時間を作るといいかもしれません。